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まめ知識16 屋根のかたちについて

周りの家々をちょっと見て下さい。上の方なのでなかなか普段は気にしないところですが、屋根にも流行があるのに気がつきます。流行と言っても最近はすっかり寄せ棟(よせむね)型(下図参照、以下同)の屋根に定着してしまいましたが。一方、子供に家の絵を描かせるとほとんどの子が切り妻(きりづま)型の家を描きます。切り妻とは簡単に言うと犬小屋形式の屋根です。昔から家の形は切り妻屋根が定型だったのが子供の描く絵でも分かると思います。ちなみにサザエさんやドラえもんの家も切り妻ですね。

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では建築家はどんな屋根を好むのでしょうか?
陸屋根(ろくやね)という平らな屋根、片流れ屋根、ちょっとデザイン的なヴォールト屋根、日本風を売りにしている建築家は切り妻屋根、本格的な数寄屋を設計する人は入母屋(いりもや)となります。寄せ棟の一種である正方形の屋根、方形(ほうぎょう)屋根は時々見かけますが、不思議なことに街中でよく見かける寄せ棟屋根を選択する人はほとんど見かけません。
建築家は元来へそ曲がりですから寄せ棟を作らないのは容易に想像できますが、ここまで寄せ棟が増えた理由を考えてみましょう。

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歴史的に見てみると縄文時代に盛んに造られた竪穴式住居が原点になります。写真上は佐賀県吉野ヶ里遺跡の竪穴式住居の外観です。入母屋形式ですね。入母屋になったのは次の様な理由からだと思われます。
竪穴式住居の外形は円形または方形ですが、中心に4本−6本のやぐらが建てられそれをもとに屋根を掛けていきます。二辺をそのまま屋根をのばしていき、かたや途中で止めることによって三角形の壁が自然とでき採光や排煙に都合が良かったと思われます。構造的にも四方八方から真ん中に寄ってきたタル木を整理してやる必要がありますから、この方が作りやすかったのです。(写真下参照)

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その後、中世になると社寺仏閣などでは入母屋が採用され、一番格式の高い屋根形式となります。現在でも数寄屋造りが入母屋なのはそのような理由からです。格式で言うと入母屋に続くのが切り妻で一番低いのが寄せ棟でした。

では何故いまの住宅で格式の低い寄せ棟が主流となったのか?
昭和40年頃までは圧倒的に切り妻屋根が多く、そのため日本人の家のイメージは切り妻屋根になったのは前述の通りです。40年以降住宅はハウスメーカー、プレファブメーカーのものが主役となりますが、それと時を同じくして寄せ棟が増えていきました。寄せ棟はハウスメーカーのスタイルと言っても過言ではありません。ハウスメーカーが寄せ棟を選択したのにはちゃんと理由があります。

一番大きな理由は法規的な問題からです。日本の住宅地では北側斜線制限と言う規制があり、厳しいところでは隣地との境界線上で5mより高いところに建物は建てられません。境界線から離れるに従って6m,7mと徐々に高くまで建てられるようになります。東西南北にきちっと合った境界線であれば北側の境界線だけを気にすれば良いわけですから、片流れでも切り妻でもこの規制に引っかかること無く建てられますが、例えば45°境界線が振れていたりすると北西の境界線と北東の二方向で5mからの斜線制限に引っかかってしまいます。そんな時は境界線から離して建てるか寄せ棟や陸屋根にするしか無いわけですが、都心に近い住宅地では広さが十分でない場合が多いため離して建てるのは困難なケースが多くなります。どんな土地にでもフィットするプロトタイプを設計しようとすると寄せ棟か陸屋根しか無いわけです。陸屋根に抵抗がある人、技術的な問題もありハウスメーカーは寄せ棟を選択した、というのが今の街並を造り出しました。
もう一つの理由は構造的なことになります。寄せ棟を作ろうとすると下の柱の位置や耐力壁に関係なく、屋根は屋根で作らなくてはならなくなります。何故かと言うと三方の屋根が集まってくる頂点や尾根にあたる棟の位置と下の構造体を合わせることはとても難しいからです。下の構造は下で完結させ、屋根は屋根で別に考える、というのが寄せ棟の基本的な考え方です。この様な屋根の構造を和小屋といい、昔から日本の住宅はこの方式で建てられました。簡単で良いのですが、屋根を支える大きな梁やその上に束が下の構造とは関係なくあるものですから、大抵の場合ごちゃごちゃした屋根の構造体は見るに耐えず、二階に平らな天井を張って隠してしまいます。平らな天井と斜めの屋根に囲まれた大きな屋根裏ができるのですが、この使い道の無い空間を建築家は嫌います。囲った空間はなるべく有効に使おう!と大学で教わってきたからで、住宅作家として有名な吉村順三先生を始め、私の恩師である林雅子先生も断面で見えてくる天井裏は小さければ小さい程美しいと言っていました。これが真理であるかどうかは別の機会に述べることとして、近代建築そして現代建築は空間の有効利用を大きな目標としています。

私がよく使う陸屋根、昔はロクでも無い屋根だから「ロクヤネ」なんて、嫌みも言われていましたが、FRP防水という新しい工法が広まるにつれ木造でも雨漏りの無い安心できる「陸屋根」が作られるようになりました。今から20年程前の話しです。ハウスメーカーもインナーバルコニーと言ってバルコニーの下に居室のあるタイプをこの頃から作り出しましたが、これもFRP防水の信頼性が高まった影響です。studioAでは折板屋根の陸屋根を採用することが多いのですが、技術的には昔から工場で使われている信頼性の高いものです。ただ一般的には工場や倉庫、住宅でもカーポートでしか使われることが無いため、あまり良い印象は持っていただけないようです。

ということで今日の話しは終わりますが、屋根一つとっても奥が深いことが分かっていただければと思い書かせていただきました。
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まめ知識 07家掃除のコツとポイント

家の掃除のコツについて。
大掃除の時期になりましたので、参考までにこんなものを書いてみました。
一部2年前のブログで紹介したものの再掲載になりますが、そこで取り上げていた掃除用具の電動ブラシ、刷毛、空気清浄機の紹介と掃除の要点を書いてみます。
道具は2年以上使ってみて費用対効果の高いものばかりです。

まず最初は刷毛!(写真1)

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至ってシンプル、でも非常に効果的でみな使っていないものを紹介しましょう。
新築住宅が竣工して引き渡しまでには通常「掃除屋さん」というプロが掃除をしに入りますが、彼らが必ず使っているのがこのペンキ塗り用のブラシです。
非常に便利なので事務所と我が家(上下に重なっているだけですが)一本ずつ備えてあります。いつの間にか所員の机の引出しに入っているのも発見しました。自分で買ってきたんですね、きっと。
アルミサッシの下端など凸凹したところには特に威力を発揮します。アルミサッシの下端は掃除がしにくく、ホコリやカビの溜まりやすいところですが、このブラシを使うとかなり綺麗になります。汚れがこびりついてしまっているような所は水を流しながら掃除すると良いようです。年に2回掃除すればいつも綺麗に保てます。
コンセントプレートの上側もホコリの溜まりやすいところです。刷毛でさっとこすってやるとホコリは簡単に落ちます。
コンセントと言えば、冷蔵庫です。本体の裏になっている場合も多く、目につかず掃除のしにくいところですがホコリや油まじりのゴミ等が付着しやすく消費電力も高いことから、漏電を防ぐためにもこの際綺麗にしておきましょう。
コンセント周りのホコリですが、漏電や事故につながることもありますから一年に一度は掃除しておきたいものです。
固めの刷毛の方が掃除には都合が良いようです。

ばかばかしいと思いながら買ってしまった電動ブラシでしたが・・・(写真2)

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次なる武器は掃除用電動ブラシ。私はソニックスラバーという製品を使っています。大きな電動歯ブラシのようなもので特に室内の壁、床、水回りのごちゃごちゃしたところで有効です。台所、洗面所の水栓の付け根や床と壁の入り隅はゴミがたまり安くかつ掃除のしにくいところですが、これがあれば隅まで綺麗に掃除できます。掃除をしているときに歯ブラシを使いたくなるような場所に有効ですね。
我が家の壁は珪藻土クロスという壁紙を貼っていて、表面に珪藻土が付いていてザラザラしています。見た目は上品でよいのですが、汚れやすいのが欠点。といっても汚すのはもっぱら子供達ですが。この様な場合も水か洗剤を吹き付けた後このブラシで掃除するとあっという間に綺麗になります。たわしの代用品ですので電動でなくてもたわしでごしごしやれば落ちるものがほとんどですが、やはり電動の威力は実感できますし、掃除も楽しくなりますよ。
代えブラシ4本付いて3000円位~

メッキ製品、水栓類(写真3)

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道具ではないのですが、注意して掃除をしないとメッキの輝きが無くなってしまいますので一言。
水栓類ですが、大きく分けて国産品と外国製でその性質は大きく異なりますから述べておきましょう。
概して国産品は無骨だが丈夫、海外製品はデザイン性が高いものの繊細、と言えます。
20年近く前は海外製品はかなりデリケートで、ヨーロッパと比べ水圧が弱い日本では、一部ドイツの製品を除いて使いたいけれど使えない状態でした。最近は日本の水圧も高くなり、また日本向けに作られた海外製品が比較的安い値段で手に入るようになったため、水栓、シャワー類は海外製品を多く使うようになっています。製造は中国や東欧諸国になります。
何故日本製ではないのかというとメッキが綺麗でデザイン性も高く、使うたびにうれしくなるからです。
掃除時の注意として、メッキ部分はあまりゴシゴシとこすらないことにつきます。ナイロンタワシやスポンジの裏側についた固いごわごわの部分を使うのは厳禁です。例えると車を磨く時をイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。車の汚れがひどいからと言って、ナイロンタワシでこする人はいませんよね。また柔らかいタオルでゴシゴシやるのも同じように細かい傷が沢山ついてしまうのでやめた方が無難です。(私はやってしまいました!)
汚れに関してですが、日本の水道水にはカルシウム分が含まれているため水滴が残ったまま乾燥すると白く濁ってしまいます。すぐに取ればなんでもないのですが、同じことが何回も繰返されることでカルシウムがメッキ部分にこびりついてしまい、いつの間にか輝きがなくなってしまうのです。ゴシゴシこすれば落ちるのですが、これはだめですから重曹を使うことをお勧めします。食品売り場にある灰汁抜き用の重曹でOKです。メッキ部分で特に汚れやすいのがポップアップ式の洗面器の蓋部分です。蓋はねじると外れますから、部品を洗面器から外してやって重曹適量を溶かした中にメッキ部分を入れておくと1時間程で白い汚れが簡単に落ちるように変化しています。水栓の根元等が汚れてしまった時や外すのが面倒な時は、重曹を溶かした液をキッチンペーパー等に浸してからしばらく巻いておけば大丈夫です。

レンジフード(写真4 高島屋のつやつやレンジフード洗浄パック12600円より)
レンジフード掃除

studioAの設計では多くの住宅で台所の換気扇にレンジフードを選択しています。レンジフードはシロッコファンという円筒状の羽根のファンを使っていますがこのタイプ、強力ですが掃除のしにくいのが欠点です。メーカーは掃除をしなくても汚れないようにフィルターや清流板など様々な工夫をしてますので、通常は油溜まりと金属板に細かい穴の空いているフィルターを綺麗にすれば大丈夫ですが、やはり時間とともにファン本体にも油汚れがついてきます。まずはファンがどのくらい汚れているかチェックして、汚れているようであれば今年は思い切ってこのファンの掃除をしてみましょう。
ではファンにたどり着くまでの一般的な手順です。(メーカーによって多少の違いがありますから、詳しくはメーカーのHP等参考にして下さい)
レンジフードを見上げると四周に隙間がある板状の部品があります。(昔のレンジフードにはついていません)製品によって違いますが左右の押しボタンやネジで外れます。外す前に油溜まりを外さなくてはならないものもありますから、分からない人は製品についていた取扱説明書を見て下さい。
板が外れるとその奥に小さな穴の開いた板(フィルター)がありますが、これも外します。普段の掃除はこのフィルターまでだと思います。どのメーカーもフィルターまでは簡単に外せるようになっています。
フィルターの裏側は大きな空洞になっていると思いますが、そこにシロッコファン本体があります。製品によって筒状のファンが縦方向であったり横を向いていると思いますが、このファンの中心部にファンをモーターの軸に固定する大きなネジがついています。ネジを回すと外れますからファン本体を外して掃除をします。
このときの注意点が二つ。まずファンをいじっている時に電源が入らないように注意することと、多くのファンは普通のネジと逆回りで、時計方向に回すと緩むものが多いので間違えないようにすることです。この逆ネジの法則は昔からある普通の換気扇でも同じです。いくら力自慢でも逆に回していては外れませんからね。
ファンの掃除の時の注意点。ファンの羽根は多くがアルミ製でデリケートですからあまりゴシゴシとやってしまうと変形してしまい、後で取付けた時変な音がしたり回らなくなったりしてしまいます。洗剤に浸けてからタワシでこする等、優しく扱いましょう。各メーカーでは中性洗剤、またはレンジフード専用の洗剤を使うことを推奨しています。
それでも面倒だという方には掃除業者が1万数千円から2万円台で掃除の代行サービスを行っていますので、それを利用するのも良いかもしれません。

さて、これでだいぶ家の中が綺麗になったでしょうか?
そういえばヨーロッパにいたとき、大家さんの家に行くといつも奥さんが掃除をしていました。ソファーも移動して毎朝下まで掃除機をかけるそうです。掃除に対する感覚が日本とは違うなと思ったものです。ちなみにシャンデリアや銀製品、メッキの部分もいつもピカピカですがこれはハウスメイドの仕事だそうで、シャンデリアがある=メイドが掃除をする、と言った構図になります。

掃除番外編で空気清浄機(写真5)

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仕上に紹介するのは空気清浄機です。この機械、多くの人は花粉症対策や喘息防止で使っているようですが・・・HEPAフィルターと呼ばれる高性能フィルターのものはウイルス対策にもなるようです。
我が家ではソファー周りの埃がすごく(子供達が上でピョンピョン跳ねるもんですから・・・しつけが悪い?)、しかも元気な猫が二匹いるので埃と猫の毛がごちゃ混ぜになってすぐに埃だらけになってしまうのが悩みの種でした。綺麗に埃を吸い取っても翌日には早くもテレビの上、キーボードの上にうっすらと埃がたまっている状態、というと分かるでしょうか。ある建て主の方が「寝室に空気清浄機をおいたら埃が少なくなったよ」といっていたのを思い出し、使ってみることにしました。ネットで調べると値段も性能も様々。1万円しないものから加湿機能が付いて静電気で埃を吸い寄せる10万円近くのものまで・・・さらにネット上でレビューを見ると「埃は吸い取りませんよ、掃除機ではないのだから」という意見が大半です。
実際に使ってみなくては分からない!加湿装置のないものですと1万円程度で風量もそこそこのものがあるので半信半疑使ってみることにしました。

 部屋を綺麗に掃除した後空気清浄機のスイッチON!30分もすると埃が少なくなったような気がします。しつけの悪い子供達はいつも通りソファーで遊んでいますが、遊び始めると機械が反応して風量がアップ、モニターのランプは「きたない」ですって。一日たった後テレビ、キーボードの上を見ると・・・なっなんと埃がない!!
逆光で室内を見るとチリが舞っていることが多かった我が家も空気スッキリで埃が見えません。
レビューで埃はすいませんよ!と書いてあったのは何だったのでしょう?まぁ部家の状況、感じ方など個人差があるので判断の難しいところですが、
我が家でははっきりと効果が現れました。
なんて強調してしまいましたが、参考になればと思って紹介しました。
現在HEPAフィルター付きのものを2年程使っていますが電源は入れっぱなしで自動運転にしています。最初程の感動はなくなりましたが、やはり無かった頃に比べるとホコリの量はかなり違います。

ps.購入しようとしている方、フィルターの種類も色々あるようでかなり値段の高いもの、寿命が短いものもありますのでチェックしてくださいね。消費電力も様々なようですが、埃が舞っていなければ基本的には弱風運転です。
我が家での使用状況ですが、16畳用のものを床面積で言うと12畳+αの部家で使っています。吹抜が大きいので体積で言うと約26畳の空間で使っています。ほとんどワンルームのような家ですから厳密にはもっと広いかもしれません。カタログ上では完全に能力不足の状態ですが、確実に効果はあります。

一級建築士事務所 studio A / Kei Morozumi  studioAホームページへ

いつも気になっていた住宅地

町並みmini

同じく,浜松編でもう一本。
いつも気になっていたんですが,新幹線に乗って伊勢原辺りを過ぎた頃,北側の山の斜面に奇妙な住宅地が見えてきます。ついに写真を撮ることにしました。
どうですか,奇妙な眺めでしょう。妙に統一感があるというか,我々日本人にはあまりなじまない光景です。とんがり具合といい,△の縁取りといい、実に奇妙な街を作っています。
自分のうちを間違えないように微妙に変化はつけているようです。色と窓の形ですね。
でも間違えそうです。
我々日本人だけが変に見えるのかと思っていたら
前に座っていた外人観光客も慌ててシャッター切ってましたよ。
やっぱり変なんだ!

案内板の向きがへん!

浜松案内板mini

浜松駅前にある案内板です。
海が左側にあるのでおやっと思ったのですが,浜名湖だとかあるから西側に海(湖)があることもあるのかなっと?
でもよく見たら右上に北を示すオリエンテーションがあるではないですか。目立たないし、でもしっかりと北は右を向いていました。

地理に不案内な旅行者だましのトリックでしょうか。
普通北は上だろ!

ウナギ、高っ!

ウナギ!高いっ

住宅の現場があるのでちょくちょく浜松へ行くんですが,今年のウナギは高い!
一年前は1300円だったウナギ弁当、今は値上げに値上げで2300円です。
写真ですが値段のところ何度も張り直していて,光が透過していません。
しらすが不漁のためあがっているようなんですが、来年はもっと高くなるそうですね。
駅弁で2300円はちょっとな〜
プロフィール

Kei Morozumi / studioA

Author:Kei Morozumi / studioA

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