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照明計画について

明るいナショナール~ってちょっと古すぎるCMソングでしたか?50代以上の人なら一度は耳にしたことがあるはずです.
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でもこれって戦後の日本の象徴的なキャッチコピーだったのです.蛍光灯が明々と灯る幸せな一家団欒ですね.しかし照明計画は明るいだけではダメなのです.いや、極端に言うと明るいのはダメなんです.夜は闇を楽しみ昼間とは違った空間を楽しみたいものです.
さて、照明について考えると色々な電球があって迷ってしまいます.住宅では何を選ぶのがよいのでしょうか?
省エネなら蛍光灯やLEDランプ?そうとは限りません.各々の光源の短所、長所を述べながら考えてみましょう.
住宅に使う主な光源には白熱電球、蛍光灯、ハロゲンランプ、クリプトンランプ、メタルハライドハロゲンランプ、水銀灯、LEDランプなどでしょうか.同じ白熱電球でも電球の形状の違いによってビーム球、ホワイトボール、レフランプなどが有り、照明器具の種類で言うとダウンライト、スポットライト、アッパーライト、ブラケットなどありますがそれらの詳細は前のブログを参考にしてください.
今回はstudioAの照明計画を述べます.
トイレ、廊下灯など頻繁に付けたり消したりがあるところでは白熱電球.
蛍光灯は起動するときに多くの電力を使うので頻繁に付けたり消したりを行うところでは白熱電球でも省エネですし、蛍光灯は反応が遅いからです.
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居間、食堂などの電球は電球色の蛍光灯または白熱電球.
また白熱電球?CO2問題でこんなに騒がれているときに?
とおっしゃる方.多いと思います.何故白熱電球なのかというと、色がよいからです.一般に言う電球色の蛍光灯は少々白っぽく、いやな色なのです.省エネでない、といわれる方.例えば60Wの電球を付けているとすると同じ明るさの蛍光灯は約1/3で済みますから40W分多く使っていることになります.夕方6時から11時まで付けっぱなしにしたとして5時間で200wh(=0.2kwh)多く使うことになります.電気料金で言うと約4-5円です.エアコンや電子レンジ(1200W)を付けている時間に換算すると10分になります.一般の家庭では居間の明るさが500ルックス以上ある「明るいナショナル~」になっている場合がありますが、studioAでは明るくても200ルックス.我が家の場合100-150ルックスに押さえていますから総合的には省エネ設計だと思っていますがいかがでしょうか.先ほど蛍光灯の電球色は色に問題があると書きましたが、シームレス蛍光灯というのがニッポ電気から出ており、これは非常に美しい色温度の蛍光灯です.専門的になりますが色温度というのがあり白熱電球が約2400-3000K、蛍光灯は5000-6000K、数字が大きくなると白っぽくなります.一般の電球色蛍光灯が3000Kに対しシームレス蛍光灯は2500K から数種類の電球色蛍光灯が揃っています.我が家では2800Kのアッパーライトと2500Kの間接照明を使い分けて夜のリビングを楽しんでいます.

写真は2500kの蛍光灯で上からの照明と2800kの蛍光灯のアッパーライト.写真では分かりづらいが色の違いがある.

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これで分かった、建築用語.3-照明器具の種類について

電球ばかりでなく、照明器具も色々な形があって・・・とお悩みの皆さん.
一般の住宅に使われる照明器具の使い方をstudioAの見方で書いてみます.
種類をざっと上げると
コードペンダント:ルイスポールセン社のもの

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ブラケット:ホワイトボールランプがむき出しのシンプルなタイプ

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ダウンライト:天井の色に合わせて縁を黒く塗っている.

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その他にも、シーリングライト シャンデリア コードペンダント ブラケット ダウンライト スポットライトなど.
玄関灯や浴室灯はブラケットの一種ですが防水性能が求められるのでこのように呼ばれることもあります.特殊なものとして逆富士形蛍光灯、トラフ形蛍光灯などもあります.
では一つずつ特徴を述べてみましょう.

シーリングライト
天井に埋め込まれている丸や四角のベース照明で一般家庭のリビングの天井に付いているのはほとんどがこれです.が、studioAではほとんど使いません.理由は意味無く隅々まで均一に明るくなってしまうからです.

シャンデリア
ご存じと思いますが、装飾性の高いクリスタルガラスの高級品から電球の傘が3つ4つ放射状に開いたものなど数多くありますが、これもstudioAではほとんど使いません.理由は妙にデザインされているからです.照明計画は器具のデザインを楽しむのではなく光の演出で楽しみたいと思っています.

コードペンダント 写真左
食卓の上に天井からぶら下がっている例の照明器具です.隈研吾の「十宅論」によるとコードペンダントは家族愛の象徴と一家団欒の表現.とありましたが、なかなか上手い説明だと思います.コードペンダントを取り付けると集まりの中心のような空間が出来るので不思議です.コードペンダントの代わりにダウンライトで明るさをとる場合もありますが、studioAでは建て主の好みと上の意味を考えながら設置しています.

ブラケット 写真右上
通常壁に取り付ける照明器具で間接照明のようなものや電球がむき出しのものなどあります.studioAではトイレや脱衣室などは写真のようなホワイトボールがむき出しのものをよく使っています.

ダウンライト 写真右下
天井に埋め込まれたライトで、ホテルの廊下などでよく使われています.真下にピンスポットのように狭い角度で照らすタイプと広く柔らかに明るくするタイプがありますが、電球の種類や直径、電球の見え方など様々な選択肢があり、専門家でないとなかなか使い分けが出来ないと思います.電球が見えないタイプのものを上手く配置すると電球がついているのかどうか、床の明るさを見ないと分からないような製品もあり選択にいつも苦労します.選ぶときはカタログだけでなく実物を見ないとかなりの確率で失敗しますがメーカーのショールームで色々と見てみるのも結構楽しいですよ.

スポットライト
文字通り首を振り様々な場所を照らすことの出来るスポットライトですが、studioAの住宅では非常に重要な役目を果たしています.リビングやダイニングは間接照明で150ルクス程度に暗く設計していますが、局所的に明るさの必要なところはこれで明るさを確保しています.ソファーの脇に付けたりカウンターの横に付けたり、大活躍の照明器具です.前回、各電球の特徴を述べましたがハロゲンランプやレフランプを使い分けています.

逆富士形蛍光灯、トラフ形蛍光灯
いわゆるむき出しの蛍光灯で、天井に直に取り付けたり間接照明のボックスに入れたりするときに使います.逆富士形とはその名の通り天井に取り付けたときの形状が富士山を逆にした形なのでそのように呼ばれています.安くて効率よく明るくできますがあまりに機械的なので住宅に使われることはほとんど無く、賃貸の事務所やサービス用の裏方の部屋で使われています.住宅で使うとしたら物置や納戸でしょうか.

これで分かった、建築用語.2-様々な電球について

電球と一言で言っても様々な種類があってよく分かりませんね.
前回説明を省いた電球の種類について、長所、短所、特徴などをお話しします.
住宅に使う主な光源には
白熱電球
蛍光灯
ハロゲンランプ
クリプトンランプ
メタルハライドハロゲンランプ
水銀灯
LEDランプなどがあると書きました.
白熱電球.蛍光灯あたりまでは皆さん特徴もよくご存じかと思いますので次のハロゲンランプから説明します.
ハロゲンランプ
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電球の中にハロゲンガスが封入されているためこのように呼ばれており一般の白熱球に比べ非常に小さい電球です.特徴は白熱電球よりフィラメントが明るく、白っぽい光を放つことです.また光を出すフィラメントが非常に小さいため光学的な設計がしやすいことにあります.簡単に言うと光源が点に近いので理想的な反射鏡の設計が出来ると言うことです.自動車のヘッドライトを初めスポットライトなどによく使われています.欠点は熱が高いこと.火傷などの恐れがあり、手が簡単に届くスタンドなどではあまり使われなくなりました.一方きらりと光るディスプレイなどでは欠かせない電球です.(左写真はダイクロックミラー付きハロゲンランプのスポットライト.ダイクロックミラーは熱を後方に逃がす性能がある)
クリプトンランプ
白熱電球の中に入っているアルゴンガスをクリプトンガスに代え、寿命を延ばしたものです.ハロゲンランプのような小さな形状で明るいタイプもありますがこれはハロゲンランプと同じような性質を持っています.

メタルハライドハロゲンランプ、水銀灯
この二つは同じような形状と大きさで、庭園灯や屋外の大型スポットライト、体育館などのような大きな空間での天井灯などに使われます.形状が大きいため使われる場所は限定されてきます.住宅では庭園灯がおなじみです.二つの違いは演色性で演色性とは本当の色と同じように見えるかどうかと言うことになります.トンネルの中などで赤い色がグレーに見えたりした経験のある人は多いと思いますが、これは水銀灯の演色性が悪いためで、赤がグレーに見えてしまうためです.逆に緑は鮮やかに見えますから庭木を照らすと非常にきれいな緑が楽しめます.
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さて、最近話題のLEDランプですが省エネ、光寿命が謳われ理想の電球のように思っている人も多いと思います.しかし、2010年現在では発光効率は蛍光灯とほぼ同じ、明るくすると熱を持ちハロゲンランプ同様の熱の問題が出てきます.急速に技術が発展しているので今後に期待はできますが、値段が高いので今は限られたところでしか使われていません.寿命が白熱電球の20-60倍程度あるため現在は電球の交換が難しい高所取付の照明などで使われています.蛍光灯に比べて約30%程度の省エネ効果があるという報告も最近メーカーから出されています.(『当たり前になったLED照明 費用対効果が大幅に改善』 日経エレクトロニクス 2009年3月23日号 )
上の写真は中央の小さな丸いものが普通の電球に変えて口金にねじ込めるタイプのLED市販ランプ.白熱電球の5W程度の明るさしかない.ユニットの中にLEDの光源が7つほど入っている.左の黒い電線の先に付いているのがLED単体の光源.


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Kei Morozumi / studioA

Author:Kei Morozumi / studioA

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