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今の木造は強い!?

週末は地震のニュースを見ながら過ごしたと行っても過言でないほどニュース漬けでした.
災害に遭われた皆さまには心からお悔やみ申し上げます.

東北地方を襲って地震と津波の映像を見て感じたことを、日頃住宅の耐震などと深く関わっている一専門家の目で分析してみました.
津波の威力は想像を絶するものでありましたが、津波に襲われたのはあのマグニチュード9.0という巨大地震の30分後以降です.映像で見る限り崩壊した住宅はほとんど見受けられませんでしたし、火災の発生も工場や製油タンク周辺が多いように見受けられました.

と言うことは津波の被害がなければほとんどの住宅が小さな被害で住んだと言うことになり、これは世界にも誇れる対耐震対策がとられていたと言うことになります.ニュージーランドの地震やイタリアなどで起こる地震ではマグニチュード6-7程度でかなり甚大な被害が報告されています.

今回の地震の特徴としてキラーパルスと言われる波長の揺れとは違う周期の揺れであったため地震での直接の家屋倒壊が少ないことは考慮しなくてはいけません.それでも阪神大震災以降特に木造住宅の基準はかなり徹底されて研究、法改正が行われ、現にその成果が出たと行っても良いと考えます.

残念ながら津波のパワーの前にはなすすべもない状況ですが、津波の被害を防ぐには海の近く、特に三陸沖に面した地域や相模湾、駿河湾など太平洋に直面している地域では高台に住むなどの自己防衛が基本、次に防潮堤など地域全体を守る設備の拡充となります.しかし今回のケースがそうであったように、予想を超えた津波の前には何の役にも立たないのが残念でなりません.

映像ではコンクリートの建物の頑強さが映し出され、そのような地域に安全に暮らす一つの選択肢として考えられますが、住宅の場合せいぜい3階建てですので実際は完全に水没してしまい家にいれば安全というわけにはいきません.水が引いたあとも躯体は残っているものの、内装はもとより電気設備、配管設備なども全滅でしょうから建て替えとさほど変わらない費用がかかるのは明白です.

このように考えていくと、自然の驚異の前には科学や先端技術なども赤子のように弱い存在でしか無いと言うことを肝に銘じざるを得ないということになりましょう.
耐震対策だけでなく津波に対しての安全対策が必要な事は明らかですが、今までの常識にとらわれない新たなアイデアが必要なのではないかと思っています.
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