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想定外を考える

仮想敵国が日本を本腰を入れて攻めるとしたら、どうするでしょうか?
爆撃?ミサイル攻撃?いや本腰を入れてなら核ミサイル攻撃?
「絶対安全、次にあるのが想定外」では困りますから、私なりに想定外の事を想定してみます.
原子力発電の仕組みなんて高校時代に習った知識程度しかありませんから、建築的な視点からの想定外探しになります.
(下の写真は志賀原発)
photo.jpegいーえ、私が将軍様だったら普通のミサイル(精度は一世代前のあまり無いものでかまいません)を何十発かずつ日本海側のずらりと並んだ原発に打ち込みます.下手な鉄砲も数打ちゃ当たるではありませんが、現在の日本の装備ではパトリオットで追撃してもすべてを落とすことは難しいと思います.
一発ずつでも当たれば、今回の津波による事故でも明らかなようにそれで日本の電力事情はおしまいです.その後爆撃機を飛ばしピンポイントで重要施設を狙えばよろしい.日常の中では安全な原発でも(これさえも?ですが...)非常時には核爆弾になると言うことです.
このような危機に対してのような非常事態をどのようにシミュレーションして対策をとっているのでしょうか?
以前から気になっていたのですが、なぜ原発に関わっているお偉いさん達はそのようなことを考えないのでしょう.私なりの考えで言うと岩盤をくり抜いてその中に原発を入れるとか、追撃ミサイルを各原発に十分な数配置すると言うことになります.たぶん莫大なお金がかかるから、分かっているけれど「想定しないことにしている」のでしょう.
今回の事故が良い教訓になりましたので、これを機会に「津波の想定外見直し」だけではなく私の考えている「想定外」も考えていただけないでしょうか?
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アスベスト注意報!

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被災地へボランティアで行く予定でいる皆さん。アスベストの粉塵には十分注意して下さい。古い建物にはアスベストを含んだ建材が多く使われています。アスベストを混入する事で強度が上がる、耐火性能が上がる、など良いこと尽くめの材料として平成18年、建築基準法で使用が全面禁止されるまでまで壁のサイディング、屋根のコロニアルなどの建材に多くのアスベストが使われていました。これらの建材は普通に生活している分には固定されているのでさほど問題にはならないのですが解体、取り壊しの時には一部が埃となって身体に悪影響をあたえます。鉄骨の耐火被覆に使われていたアスベストは普段でも飛散しやすいため、一時期報道などで大きく取り上げられ問題になったことは記憶に新しいと思います。今回被害にあった住宅はアスベストの使用制限ができる前に建てられたものも多いと推測されます。また津波の水も引き、瓦礫が乾燥し埃が飛びやすくなっていると思いますので、埃に対する対策を十分に取ることをお薦めします。

疲れる!トホホの小タタキ

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子叩きじゃありません!小タタキです.コンクリートの表面を肉タタキのようなハンマーでたたいて荒らし、表情を付ける仕上方法ですが...疲れる!
何でこんな事を始めたかというと、我が家に上がっていく一番目立つところのコンクリート打放しがちょいと汚かったからです.何故か一番大事なところのコンクリートはきれいに打てないことが多いのです.大体裏のトイレ周りとかが綺麗に打ててしまうんです.コンクリート打ちが終わってすぐはまだ柔らかいので比較的簡単に叩けるのですが、我が家のように二年近く経つと堅くて疲れます.機械もないのでせっせと手で叩いてます.右側の写真がほぼ完成した小叩き仕上げの壁、右は作業途中の写真です.
疲れますが良いこともある!右の写真、手摺の上など三箇所に5mmから1cmほどの穴がありますが叩く前にはなかった物で薄皮の下に潜んでいました.最近のコンクリート打ちは作業性をよくするために流動化剤などを添加しますが、その多くは小さな気泡を作って流れやすくするため、打ち上がったときコンクリートの表面に小さな気泡のつぶつぶがでることが多いのです.ちょっと大きめな物が写真の穴です.構造体としてみるとあまりいい物ではないので樹脂モルタルを入れて固まった後にもう一度たたくとほとんど見分けがつかなくなり、綺麗に仕上がるというわけです.
職人に頼んだときのお値段ですが機械でダダダーっとやって平米7000-8000円程度.手でやると一平米やるのに2-3時間ぐらいかかり、手に沢山(食べられない)マメができます.時給に直すといくらになるのか....4月以降の週末は、せっせと洞窟を掘り続ける修行僧のような気分です.

節電:街の照明について考える

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何だ、この明るさは!そして醤油臭い空港は!昔久しぶりヨーロッパからに日本へ帰ったとき、驚いた覚えがあります.醤油については、今回の話には関係なし.

東日本大震災が起き、電力不足のため街の灯りがいつもより暗い.空港、駅、コンビニ、店舗と・・・そう、ヨーロッパの街に近いんです.なぜかミラノにいた頃を思い出します.毎朝使う地下鉄の駅が妙に暗く感じ、店も暗く感じ・・・でも、半年もいるとそれが日常になってしまい、暗く感じなくなりました..

やはり今までの日本が明るすぎたんですよ.地震前の駅やら公共の照明を思い出してください.昼間っから付けっぱなし.さすがに明るすぎると思ったか、一部の照明は球を抜いて明るさの調整をしている光景はよく見たでしょう.

エッ、と言うことは照明の設計が過剰なんではないですか.
そう、設備の設計をする人は文句がでたとき大変な事にならないように空調も照明も多めに余裕を持って設計するんです.ぎりぎりの所を狙うなんて、危ないまねはしません.これって本当の省エネ設計ではありませんね.
住宅の照明については2010年5月21日【照明計画について】を参考にしてください.

家づくりの会-春の講座

家づくりの会で恒例の春の講座を行います.
内容は以下の通りですが、よろしかったら皆さまお越し下さい.
参加費は500円ですが、毎回参加できます.
ちなみに私は第二回目、4月24日に施工者、石和建設の石井社長との対談で参加いたします.

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安全な町づくりをどう進めるか?

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「絶対安全、その先あるのが想定外」
サラリーマン川柳ではありませんが、防波堤で地域全体を守る?10mもの高さの防波堤、通称万里の長城を築き(写真)、世界各地から視察団が訪れたという町も「想定外の規模」の津波にはひとたまりもありませんでした.
「想定外の規模」について、また想定されていたとしても高さ20mの津波に対して20m+の堤防を作って地域全体を防ぐのがよいのか?千年に一度の20mの津波被害を想定し堤防を作ったとします.莫大な費用がかかるのは当然で、費用対効果の観点から言うと、あまり賢い方法ではないようです.この是非は防災専門の研究家に議論を任せたとしても、約7階建てのマンションの高さの防波堤が海辺にズーッと続く光景は松島には合いません.湘南海岸134号線沿いに7階建てのマンションと同じ高さの防波堤が延々と続く風景を思い浮かべてください.海は時に牙をむき災害をもたらしますが、普段は我々を癒し、犬の散歩に、夕日を眺める場にと生活を豊かにしてくれるのも確かです.

想定外の津波に対しては
「津波の心配のない高台に住む」
「家屋はあきらめる、命は完全に守る」という非情な選択しかないように考えます.
管総理は「高台に住む」を昨日提案し、安全な町造りを提案したそうです.その場合場所によっては数キロ離れた漁港まで毎日通勤することになると言っています.それ以上に問題なのは、その数キロの空白地帯は一体どうするのでしょうか?普段海と共に生きている漁民のことを全く分かっていないと思います.
私は二番目の「家屋はあきらめ・・・」を提案します.
例えば5mまでの津波は防波堤で完全に守る、それ以上の場合は家はあきらめ、近くに安全に避難できる場所を作り命は守ると言うことです.

今回の災害映像で漁船が町中に打ち上げられているものが沢山ありましたが漁船本体の損傷は少ない物が多かったこと、流された自宅の屋根に乗って漂流して助かった人の例、3週間も漂流物の上でさまよい続けていたワンちゃん、など津波に流されることで津波の勢いから身を守る事ができた例が数多くありました.
福島原発の排水処理のためにバージ船という平たい箱のような動力を持たない船が登場したのはご存じでの事と思います.同じような物でメガフロートと呼ばれる物もあります.(写真)

そこで浮く物を備えて避難に使う、というのはどうでしょうか.例えば、一部屋だけ周囲の壁、床、天井をFRP、鉄板などで完全に防水にした船のような部屋を作り、逃げ遅れそうになったときはそこに逃げこむ.避難所、公民館の屋上などにメガフロートのような物を備えておく.水位が高くなってきた場合はそのまま浮かせてしまう.もちろんあの波ですから乗っていたとしても生きた心地はしないでしょうが、耐衝撃性、転覆に対する安全性などが実験で明らかにされれば実用まで時間もお金もかからず、普段の生活、町の景観なども大きく変わることなく安全を手に入れることができます.
フロートの中には数日分の水や非常食、テントなどを入れ、住人のための貯蔵庫代わりにしても良いかもしれません.

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東京タワー、曲がってる!

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東京タワーの先が曲がってます!東日本大地震ですが、首都東京でも被害が出ています.深刻な被害はすでにニュースなどでご存じと思いますのでちょっと気休めになりそうなのを紹介します.
東京と言ったら、昔の人は「東京タワー」ですね.来春にはその不動の地位を東京スカイツリーに取って代わられそうですが、その東京タワーも被害を受けています.ちなみに東京タワーも東京スカイツリーも設計は日建設計です.
写真で塔の先の方が曲がってしまっているのが分かりますか?被災には違いがありませんが、ちょっと笑えたのでアップしました.
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久しぶりの東京タワー、子供達と階段で登りましたが、そのご褒美がありました.階段で上っている途中で美しい構造体が見られるのです.東京スカイツリーの近代的な構造も良いですが、鉄が貴重で高価な素材だった頃、なるべく少ない材料で塔を支える工夫が見られます.それにしても部材同士の結合はリベットですよ.現場で職人が真っ赤になったリベットを打ち付けていった手間.現代のように手間賃が高くなった時代には考えられないような贅沢な工法とも言えるでしょう.

被災者の住環境について

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大震災から一月が過ぎようとしているのに、まだ体育館でごろ寝!
まだまだ大変な生活をおくっている多くの人がいるなか、少しずつではありますが復興の兆しが見えてきましたが、緊急の避難所とは言え住環境が悪すぎませんか.
TVなどを見ていて、専門家としてとても気になることがあるのでそのことについて書いてみたいと思います.
普段良い住環境とは何なのか?を問い続けながら仕事に携わっています.そんな目で今の避難所の写真を見ると、世界に誇る先進国日本.もっと良い方法はないのか! と考え込んでしまうほど劣悪な環境で人々が避難生活をおくっているのが気になります.隣との境は無く、自分たちのスペースがゴザのような物で確保されているだけ.花見ではないのですから最低限のプライバシーは確保してあげないといけません.災害後2-3日なら緊急避難的にしょうがないと思います.
段ボールで壁を作る、紙パイプとカーテンで仕切りを作るなど色々なアイデアもでているようですが、基本的には囲われた安心感を得るためには簡単な天井が有効であると思います.
そんなとき見付けた写真が上のものです.イギリスに本部を置く国際支援団体「shelter BOX」から送られたものだそうで、被災者の方からも落ち着く、暖かいと好評のようです.ボリビア、ハイチの災害でも同様のテントを被災地におくり支援しているようです.
その他の例として、2005年カトリーナ台風で被災した人々のためにドイツの設計事務所グラフト建築設計事務所が提案した「ピンク・プロジェクト」はピンク色のテントによるキャンプ村を提案しました.(写真下)これは単なるシェルターではなく復興への希望が込められた優れた提案だと思います.このテント地は仮設住宅が建てられた後ショッピングバックとして再利用され、復興のシンボルになりました.単に機能と効率だけを追い求めようとする被災直後、このような精神的なケアも重要であることが示された提案です.
災害の多い日本.非常時にあわてて体育館で段ボールの仕切りを作るよりも普段から数万人分のテントを用意しておき、いざ災害が起こったときに被災地ですぐに展開できる用意をしておくのが必要なのではないでしょうか.
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Kei Morozumi / studioA

Author:Kei Morozumi / studioA

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