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まめ知識04 木のメンテナンス

今回は木材のメンテナンスについて。私なりの経験と実験から述べてみようと思います。
前回の03でも書きましたが、手に入れやすい、性能が良い、様々な種類や色が用意されている(でも高い!)ということからオスモカラーを中心に書いて行きます。その他の自然塗料などについてはすべてを網羅することもできないので「日本自然塗料審査会のHP」
http://npec-jp.com
などを参考にしてみて下さい。

あと、オイルとワックスの違いについて質問が有りましたのでお答えします。
自然塗装で使い分けられるオイルとワックスの違いは成分の違いです。先に塗るのがオイルで、メンテナンスで塗るのがワックスという訳では有りません。オイルといわれるものは植物油である亜麻仁油、ひまわり油、桐油などをミックスしたもので、ワックスとは厳密にはロウのことを言いますが、市販されてるウッドワックスはオイルに使われている植物油にカルバナ蝋、蜜蝋を加えたものをいいます。カルバナ蝋は車用ワックスにもよく使われているのでご存知の方も多いと思います。石油から精製される蝋にパラフィンが有りますが、自然塗料には使われません。
オイル、ワックス両方使ってみましたが、ワックスの方が艶が少々強い他、オスモではあまり性能的な違いが分かりませんでした。

フローリングの塗装とメンテナンス
studioAの住宅では、一部賃貸住宅を除きほとんどのフローリングはウッドオイルで仕上げられています。透明なオイルで仕上げることが多かったのですが、7−8年前から半透明のウッドオイルで白っぽく仕上げることも多くなりました。それまで主流であったワトコオイルも着色ができる製品があったのですが、事務所での実験では均一に仕上げることがかなり難しかったため透明に仕上げていました。オスモのワンコートオンリーはどろっとしており溶剤成分が少ないせいか、拭き取りでさほど気を使わなくても綺麗に仕上がることが分かり、最近は白っぽい色を付けて仕上げることも多くなりました。我が家も白っぽいオイルの拭き取りで仕上げましたが、実はメンテナンスで失敗してしまいました。
色々と掃除の方法を試したのですが、その中でスチームモップを用いたのが失敗でした。フローリングに適度な湿り気を与えることができるので良いかと思ったのですが、スチームの熱でオイルの成分が少しずつ溶け出してしまったようなのです。各メーカーに聞いてもスチームモップとの相性についてははっきりとした返事はもらえませんでしたが、フローリングの脇に敷いてあったタイルにモップについたオイルが着いて固まっているので溶け出していることは間違いないようです。
そこで昨年、(元気な子猫二匹と腕白な男の子二人が付けた!!)傷がひどくなってきたことも有り、一大決心をしサンダーで表面を少々削った上で、新たにワンコートオンリーの白色を塗って拭き取り、その後にフロアークリアを塗って新品の様にしました。
詳しくは2012年9月のブログ
http://keimorostudioa.blog.fc2.com/blog-date-201209.html
普通の使い方であれば、サンダーで削るような大工事は必要有りません。サンダー掛けはうるさいし本当に大変ですから!

クリーナー
オスモ製 左がワックス&クリーナー、右がウオッシュ&ケア

その後のメンテはオスモ推奨のクリーナー、ウオッシュ&ケアを使って現在に至っていますが、とても快調です。ウオッシュ&ケアは洗剤の他に5-15%の植物油が入っているので、定期的なメンテナンスをすることでオイル分が補充されます。使い方は簡単で指定量に薄めてその液を使ってぞうきん掛けを行えば良いだけです。メーカーは1−2週に一度のメンテナンスを勧めていますが、ぞうきん掛けと変わらないのでさほど負担にならず、我が家でも休みの日の朝の日課となり続けられています。
最近は薄めた液をハンドスプレーに入れて床にシュッと吹き付けた後、それを拭き取って掃除をしています。
メーカーではその他に年に1−2回程度、ワックス&クリーナーでの手入れを勧めていますが床が大変滑りやすくなりますし、前述のウオッシュ&ケアで十分汚れは取れますから、水のかかりやすいところの撥水効果を高めるなどの他は使わなくても大丈夫でしょう。結構高いですし!
現在の様子で行くと、オスモカラーの塗り足しは当分必要なさそうです。5年程経過したら塗りたそうかとも思っていますが、面倒であればそのときにワックス&クリーナーでも良さそうです。
ウッドオイルやウッドワックスの場合、ペンキと違って表面に塗膜を作りませんからサンダー掛けなどで古い塗装をはがす必要は有りません。塗り足しでOKです。他社製品のウッドオイルやワックスを塗り足しても大丈夫のようですが、目立たないところで一度試してからにしましょうね。

デッキや外気に露出する構造材など・1
一言でいうと、防腐、防カビ材入りのウッドステインプロテクターです。

デッキ材
左側3本が撥水材塗りの後7年経過、右は撥水材と外部用オイルの塗り重ね。
その後ウッドステインプロテクター灰色を塗って一年経過した状態。特にビス穴周りの傷みが目立つ。


我が家でも始めは内外兼用で防カビ材が入っていないワンコートオンリーを使っていましたが、半年程で表面にポツポツと黒カビが生えてきてしまいました。黒カビは木の腐朽菌を呼ぶため早めの対処が必要です。ちなみにカビはカビキラーで簡単にとれます。キッチンペーパーなどにカビキラーをしみ込ませ、さっと拭き上げれば瞬時にとれます。でも同時にオスモカラーも大分とれてしまうので、塗り直しは必要でしょう。自然乾燥させた木材などでは木の中から黒カビが発生し、こちらはさっと取れるという訳には行きませんので、専用のカビ取り材が必要になります。
02で書いた様に外部の防カビにはキシラデコールがかなり有効なのでそれを下塗りにしてその上からワンコートオンリーを塗っていましたが、面倒なのでウッドステインプロテクター一本にしてみたところ、かなり調子がいいのです。塗り替えの方は外部は「ウッドステインプロテクター」で十分と思います。こちらも5年程度は大丈夫そうですが、構造材は腐ると面倒なので、一年に一回は目視で点検して、必要であれば塗り足す様にしています。
デッキ材で特に気をつけたいところはネジで止めている部分からの腐りです。最近の大工さんが使っている電動ドライバーはトルクが強いためか、またはビス頭が飛び出さない様に念入りに締め付けるためか、かなり表面よりめり込んでいることが多いようです。その部分の木が痛んでそこが腐りやすくなるようですから穴の部分には念入りに塗って下さい。
外部梁

カビが生えてしまったため、カビキラーで除去後ウッドステインプロテクター灰色を塗る。一年半経過したが、状態は良好。

デッキや外気に露出する構造材など・2
撥水材を塗布すると塗った当初は驚く様に撥水し、水玉状になって風でコロコロと転がるくらいになります。建築用で使われている撥水材はシリコンを主成分にしたものが多いのですが、摩擦や埃によって撥水効果は一気に落ちます。そのため製品にもよりますが1年に1−2回程度は塗り足す必要が有りウッドオイルと比べるとかなり頻繁に塗らなくてはならない感じです。壁などの垂直面は2年経ちましたがまだ撥水効果が続いています。
シリコン含有量1−2%程度のものを使っていましたが、「木童(こどう、国産材を使った木材一般を扱うお店)」に「超撥水」という製品が有り、シリコン含有量が5%ということでしたから早速手に入れ、現在テストの準備中です。結果がでるのは先の話になりそうですが、また追ってお知らせ致します。
ちなみに木童の話しでは浴室に木を使っている時にはこの超撥水を塗っておけば、完璧!とのことでしたが、私が試していないので、一応お話として伝えておきます。

一級建築士事務所 studio A / Kei Morozumi  studioAホームページへ
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