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まめ知識14 水栓の話し

昔はお湯のでる水栓と言えば回すノブが左右に二つついてその開具合を微妙に調整しながら適当な温度と水の勢いを制御していたものです。現在はだいぶ便利になって下の写真のようなシングルレバーと呼ばれるものがほぼ100%になってきました。
シングルレバー

ここに落とし穴があるのですが、シングルレバー水栓で水だけ出しているつもりで、いつの間にか湯沸かし器が作動していた、と言うのケースがほとんどだって知っていましたか。

本題に入る前に、まずは水栓の基本から。
水栓も色々な種類が出回っておりデザイン的にも機能的にも様々なタイプがあります。
水だけが出るものは単水栓と呼ばれますがお湯と水を混ぜて使うものは様々なタイプがあり機能的に分類すると、
・混合水栓(ツーハンドルと呼ぶこともある、冒頭で述べた昔の方式です)
・シングルレバー水栓
・サーモスタット水栓 
などとなります。

混合水栓は昔からある一番単純な機構で右側に水を出すハンドルが、左側にお湯を出すハンドルが付いており適当な温度になるように左右を調整して使います。欠点はちょうど良い温度になったとき水量が多すぎたり少なすぎたりしたとき、また左右のハンドルを操作して適当な温度に調整してやらなければならないことです。使いにくくて他のタイプに付け替えている人が多いと思います。
現在はほとんどが右の写真のタイプで〈シングルレバー〉と呼ばれている水栓です。その名の通り一本のレバーを上下左右に動かすことでで水を出したり止めたり、水温を変えたりすることが出来ますが、単純にお湯と水の入って来る口を絞ったり開けたりしているだけなので急な水圧の変化で水温が変わることがあります。例えばトイレの水を流すと水側の水圧が小さくなり相対的に温度が上がってしまいます。
その温度変化を無くしたのがサーモスタット付き水栓で、主にシャワーに使われます。ハンドルが二つ付いているのは混合水栓と同じですが、左側で温度を設定してやり、右側で水量を調整(またはその逆)するタイプで、内部にはサーモスタットが付いており水圧の変化によって急に熱くなったりしないように制御できる高級品です。最近の住宅では一般的に洗面器、手洗い器にはシングルレバー水栓、シャワーやお風呂の吐水口にはサーモスタット付き水栓を使っています。
シングル湯水

さて初めの話に戻りますが、よく使われているシングルレバー水栓、これには大きな欠点があります。上の写真を見てください。レバーが右側に向いているとき(写真上)は水だけが出ます。逆に左側を向いているとき(写真下)はお湯だけになります。と言うことは真ん中にある時でも半分お湯が混ざっていることになるのですが、お湯が出てくるまで少々時間が掛かるため使っている人は水だけを出しているつもりでも実は温水器が作動しているのです。
人の心理として真ん中で上げ下げして使いますよね。そのたびにガスや電気を無駄使いしているのです。
メーカーは早々にデザインを変更して、真ん中での上げ下げで水だけ、左にひねると徐々にお湯がミックスされるようにするべきだと10年程前から各 メーカーに言っていますが反応は良くありません。(この原稿を書いてから念のため各メーカーの製品を見ていたら、ドイツグローエ社が上記のような 新製品を「エコ商品」として発表していました)

最近の温水器は熱源がガス、電気を問わずお湯の供給温度を設定することが出来るので、急に熱いお湯が出てやけどをしないように40-50度に設定している人が多いようです。そのような場合は一昔前にはやったツーハンドル混合水栓も便利に使うことが出来ます。水を使いたいときは右側だけ回せばよいので間違って給湯器が作動することもないからです。

シャワー付きの水栓はサーモスタット付きがよいでしょう。特に昔の電気温水器を使っている場合最悪80度以上のお湯が出てくることが考えられるからです。もちろん最近の温水器は温度設定が出来ますから安全面では心配ありませんが、水圧の変化で温度が変わらないようにするには(万能ではありませんが)サーモスタット付きしかありません。値段は張りますが余裕があればシャワーはサーモスタット付きをお薦めします。
サーモ
サーモスタット付きシャワー水栓

次はメンテナンスの話しになります。これら便利な水栓の中にはカートリッジと呼ばれる水とお湯をミックスさせる機構をコンパクトにまとめた部品が入っています。ほとんどの人は普段見たことがないと思いますが、前ページ写真のシングルレバー水栓の場合、垂直に立っている脚の部分に入っています。普通に使った場合寿命は10-15年程度で、調子が悪くなると水の切れが悪くなったり、ポタポタと水漏れが止まらなくなります。そのようなときは分解してカートリッジ本体ごと交換になります。昔のような単純に水だけを出す水栓では5円玉程度の大きさのゴムのパッキングを取り替えれば良かったのですが、便利になった分交換も専門的になってきました。カートリッジ本体の値段はメーカー、型番に酔って異なりますが、¥3000~¥10000程度です。機械いじりの好きなお父さんや工具を持っていれば、自分でも交換できますがチャレンジする人はあまりいないようです。アマゾンで見ると分かりますが、水栓単体では国産、外国製とも1万円していないものが多いですから。

*外国製を使う場合、ネジの径やピッチがあわないことが多く、別売のアダプターが必要になることが多い。また、ネジを締めるときはネジ山にあらかじめシールテープ(写真5)を巻いてからナットを締めると水漏れがしにくくなる。シールテープは薄いメンディングテープのようなもので\100 程度。DIY店で取り扱っている。
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はじめまして。
ヨーロッパ水栓などと検索してしてこちらのブログにたどり着きました。
もしかするとご存じかもしれない…ということで質問させてくださいませ。ヨーロッパ規格の水栓を5階建て1階加圧ポンプ式マンションの4階の部屋の洗面台に取り付けたいと考えております。同時に洗面台も新しくする予定です。(取り付けに関しては業者の方にやって頂く予定です。)
ただ、調べておりますと、日本とヨーロッパの水圧の違いから水栓が上手く作動しない?可能性もあるとか。この場合、どうにか工夫すれば取り付けることはできるのでしょうか。
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