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被災者の住環境について

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大震災から一月が過ぎようとしているのに、まだ体育館でごろ寝!
まだまだ大変な生活をおくっている多くの人がいるなか、少しずつではありますが復興の兆しが見えてきましたが、緊急の避難所とは言え住環境が悪すぎませんか.
TVなどを見ていて、専門家としてとても気になることがあるのでそのことについて書いてみたいと思います.
普段良い住環境とは何なのか?を問い続けながら仕事に携わっています.そんな目で今の避難所の写真を見ると、世界に誇る先進国日本.もっと良い方法はないのか! と考え込んでしまうほど劣悪な環境で人々が避難生活をおくっているのが気になります.隣との境は無く、自分たちのスペースがゴザのような物で確保されているだけ.花見ではないのですから最低限のプライバシーは確保してあげないといけません.災害後2-3日なら緊急避難的にしょうがないと思います.
段ボールで壁を作る、紙パイプとカーテンで仕切りを作るなど色々なアイデアもでているようですが、基本的には囲われた安心感を得るためには簡単な天井が有効であると思います.
そんなとき見付けた写真が上のものです.イギリスに本部を置く国際支援団体「shelter BOX」から送られたものだそうで、被災者の方からも落ち着く、暖かいと好評のようです.ボリビア、ハイチの災害でも同様のテントを被災地におくり支援しているようです.
その他の例として、2005年カトリーナ台風で被災した人々のためにドイツの設計事務所グラフト建築設計事務所が提案した「ピンク・プロジェクト」はピンク色のテントによるキャンプ村を提案しました.(写真下)これは単なるシェルターではなく復興への希望が込められた優れた提案だと思います.このテント地は仮設住宅が建てられた後ショッピングバックとして再利用され、復興のシンボルになりました.単に機能と効率だけを追い求めようとする被災直後、このような精神的なケアも重要であることが示された提案です.
災害の多い日本.非常時にあわてて体育館で段ボールの仕切りを作るよりも普段から数万人分のテントを用意しておき、いざ災害が起こったときに被災地ですぐに展開できる用意をしておくのが必要なのではないでしょうか.
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