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安全な町づくりをどう進めるか?

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「絶対安全、その先あるのが想定外」
サラリーマン川柳ではありませんが、防波堤で地域全体を守る?10mもの高さの防波堤、通称万里の長城を築き(写真)、世界各地から視察団が訪れたという町も「想定外の規模」の津波にはひとたまりもありませんでした.
「想定外の規模」について、また想定されていたとしても高さ20mの津波に対して20m+の堤防を作って地域全体を防ぐのがよいのか?千年に一度の20mの津波被害を想定し堤防を作ったとします.莫大な費用がかかるのは当然で、費用対効果の観点から言うと、あまり賢い方法ではないようです.この是非は防災専門の研究家に議論を任せたとしても、約7階建てのマンションの高さの防波堤が海辺にズーッと続く光景は松島には合いません.湘南海岸134号線沿いに7階建てのマンションと同じ高さの防波堤が延々と続く風景を思い浮かべてください.海は時に牙をむき災害をもたらしますが、普段は我々を癒し、犬の散歩に、夕日を眺める場にと生活を豊かにしてくれるのも確かです.

想定外の津波に対しては
「津波の心配のない高台に住む」
「家屋はあきらめる、命は完全に守る」という非情な選択しかないように考えます.
管総理は「高台に住む」を昨日提案し、安全な町造りを提案したそうです.その場合場所によっては数キロ離れた漁港まで毎日通勤することになると言っています.それ以上に問題なのは、その数キロの空白地帯は一体どうするのでしょうか?普段海と共に生きている漁民のことを全く分かっていないと思います.
私は二番目の「家屋はあきらめ・・・」を提案します.
例えば5mまでの津波は防波堤で完全に守る、それ以上の場合は家はあきらめ、近くに安全に避難できる場所を作り命は守ると言うことです.

今回の災害映像で漁船が町中に打ち上げられているものが沢山ありましたが漁船本体の損傷は少ない物が多かったこと、流された自宅の屋根に乗って漂流して助かった人の例、3週間も漂流物の上でさまよい続けていたワンちゃん、など津波に流されることで津波の勢いから身を守る事ができた例が数多くありました.
福島原発の排水処理のためにバージ船という平たい箱のような動力を持たない船が登場したのはご存じでの事と思います.同じような物でメガフロートと呼ばれる物もあります.(写真)

そこで浮く物を備えて避難に使う、というのはどうでしょうか.例えば、一部屋だけ周囲の壁、床、天井をFRP、鉄板などで完全に防水にした船のような部屋を作り、逃げ遅れそうになったときはそこに逃げこむ.避難所、公民館の屋上などにメガフロートのような物を備えておく.水位が高くなってきた場合はそのまま浮かせてしまう.もちろんあの波ですから乗っていたとしても生きた心地はしないでしょうが、耐衝撃性、転覆に対する安全性などが実験で明らかにされれば実用まで時間もお金もかからず、普段の生活、町の景観なども大きく変わることなく安全を手に入れることができます.
フロートの中には数日分の水や非常食、テントなどを入れ、住人のための貯蔵庫代わりにしても良いかもしれません.

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